沿革
鳳高校は令和3(2021)年に創立100周年を迎えた歴史と伝統のある学校です。 卒業生はすでに約3万人、社会の各分野にわたって活躍しています。
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- 大正11(1922)年大阪府立第14中学校として、府立堺中学校の一部に仮校舎として誕生しました。 翌年、鳳中学校と改称され、田園広がる牧歌的な地(現在の原田150番地)に移転し開校式が行われました。敷地の買収に必要なお金38,691円は、篤志家による寄付金と地元の町村からの会計から支払われる寄付によって賄われたのです。 鳳高等学校が今あるのも地域の人々の熱い支援に支えられています。 ※大正11(1922)年の物価は、コーヒー一杯が10銭、生ビール0.5リットルが20銭、三省堂のコンサイス英和辞典が2円、 ガソリン1リットルが31銭でした。
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- 昭和23(1948)年、学制改革により大阪府立鳳高等学校と改称し、男女共学が実施され、府立泉大津高等学校との間に職員・生徒の交流が行われました。
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- 昭和24(1949)年、会長、副会長、書記、会計各1名、学年代表3名の計7名の役員を中心とした自治会組織が作られ、生徒による自主的な自治活動の第1歩が始まりました。
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- 昭和31(1956)年、各学年・各教科による放課後の補習が実施されました。現在も長期の各休業期間や日々の放課後等にに実施しています。
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- 昭和32(1957)年、年数回の実カテスト(1・2年)、模擬テスト(3年)の実施が始まりました。
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- 昭和40(1965)年に文化祭が3日間行われ、鳳高祭と呼ばれました。
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- 昭和54(1979)年~昭和58(1983)年にかけて校舎改築が行われました。
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- 平成13(2001)年で満80歳になりました。
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- 平成14(2002)年、完全週休2日制が実施され、「ゆとり」という言葉が強調されました。本校では理数専門コースを設置、「朝の読書の時間」や45分7時限授業が開始されました。
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- 平成14(2002)年7月、大阪府教育委員会からエル・ハイスクール(「次世代をリードする人材育 成研究開発重点校」)の指定を受けました。
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- 平成20(2008)年2月、単位制「鳳」の入学者選抜が前期日程で行われ、志願者倍率は2.19倍でした。
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- 平成20(2008)年4月、全日制普通科単位制に改編されました。
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- 平成23(2011)年11月、創立90周年記念式典が堺市民会館にて行われました。
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- 令和3(2021)年11月、創立100周年記念式典がフェニーチェ堺にて行われました。
大阪府立鳳高等学校校歌
作詞:小室 昌規 作曲:山田 耕筰
1. 茅渟の浦和の潮の香を 慕いて集う若人の
胸に希望の灯は燃えて 今青春の血は沸騰る
2. 紫 匂ふ金剛の 嶺を仰ぎてはつらつと
原田が丘の明け暮れに 自治と理想を身の命
3. 平和の光 燦として 君が行手に幸あれと
自由を誇る学園の 甍の波に映ゆるとき
4. 起て一千の鳳雛よ 路傍の花に迷わざれ
われら鳳高精神を 永遠に汚さじ先輩の跡