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校長徒然2026.10.30

保護者懇談会の後は…

高校の保護者懇談会、毎回、母が大阪市内での仕事を切り上げ、教室に来てくれた。私たちの懇談会は、担任の先生から成績で褒められることもなく、頑張りを促されるわけでもなく、先生と親がやりとりをするわけでもない、そんな時間だった。
 懇談後の楽しみは、道頓堀「うどんの今井」できつねうどんを食べること。うどんを食べた後、母と言葉を交わすこともなく買い物をした。高校生になり、反抗期も重なり、母と話をする機会もめっきり減っていた。嬉しそうに服や総菜を選ぶ母の姿を思い出す。高校3年の時、うどんを食べた後、難波の千日前セントラルという劇場でリバイバル上映の映画を観た。映画は「追憶」。昔は入れ替え制ではなく、途中からでも映画をみることができるシステムだった。既に観たシーンまできたので、声をかけようとしたところ、母は泣いていた。映画の内容と自分の人生が重なりあい涙したようだ。教員になり、保護者懇談会をする度に、それを思い出し懐かしく嬉しい気持ちになる。

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