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卒業生の皆様へ2026.02.27

卒業式 校長式辞

(前置き)78期のみなさんとは、授業見学や面接練習でお話をする機会がありました。みなさんと過ごした時間は、私にとってたのしくかけがえのない時間でした。まずは、感謝させてください。(ありがとう)。今日の式辞を作成するにあたり、78期担任の先生方に質問を投げかけてみました。それは「先生が教室で生徒たちに伝えてきたことはなにか?」というもの。(感謝の気持ちを忘れない!)(なんだかんだ言っても青春!)(目配り・気配り・心配り!)覚えていますか?届いていますか?みなさんが考えている以上に、これからの人生において、折に触れて先生方からいただいたこれらの言葉を思い起こすことがあるかと思います。そんな担任の先生の想いもしょいながら、第78期卒業式にあたり私から話をさせていただきます。
卒業式は「最後の授業」であると言われています。これまで3年間、ここ鳳での授業を思い出しながら、また、これまで皆さんと関わり、支えていただいたすべての方への感謝の気持ちを胸に、この時間を過ごしてください。
卒業式(校長式辞)
本日ここに、晴れて卒業の日を迎えられた鳳高等学校第78期312名の皆さん、ご卒業おめでとうございます。ただいま、皆さんに、その証として卒業証書を授与することができ、嬉しく思います。改めて、皆さんのこれまでの努力を讃えるとともに、心よりお祝い申し上げます。
保護者の皆様、お子さまのご卒業、誠におめでとうございます。心も身体もたくましく成長された姿に、保護者の皆様の胸にも、熱き思いがあふれていることと存じます。お子さんは人生において最も多感な高校生という時期をここ鳳高校で過ごしました。保護者のみなさまには、お子さんが成長していく中で楽しみの多い反面、どう接してよいのか戸惑うことも多かったことと存じます。鳳高校を選び、そしてこれまで見守っていただきありがとうございました。
 卒業にあたり、ここ鳳を旅立つ皆さんに、私からはなむけの言葉を贈ります。テーマは「感動」。
2026年2月、イタリアのミラノ・コルティナで開催された第25回冬季オリンピック。様々なドラマが生まれました。世界中のアスリートが四年に一度、開催されるオリンピックという舞台に照準を定め、一秒、一ミリを削り出すため果敢に挑んでいく。その姿は観るものに多くの感動を与えました。ともに競いあい世界を転戦してきたアスリートたち、国という枠を越えて互いをリスペクトし強い絆で結ばれた仲間です。そして、メダルの色や順位を超越し、誰が人一倍努力し、誰が才能に溢れ、人として素晴らしいかを知っている(チーム)なのです。試合が終わると、互いを讃え合うそんな光景があちらこちらでみられました。
近年のオリンピックでは、団体(チーム)競技も多くみられます。チームの力は絶大です。家族・クラス・部活動、二人以上集まればそれはチームです。誰かのために、何かのために、気持ちを一(いつ)にしてチームとしての目標を設定し、知恵を出し合いながら力を合わせて乗り越えていく。皆さんも、これから先の人生の中で、そんなチームをつくりあげてください。
教師の仕事は生徒たちに学問を教えるだけではなく、「感動」や生きていくことの素晴らしさを伝える仕事だと考えています。私がこれまでの教員生活でしてきたように。最近、感動したことについてお話しさせていただきます。先日、子どもの生活発表会がありました。そこで、ある歌を聞き心の震えを覚えました。この歌は卒園式等で歌われ、平易な言葉で人と人との関わりの大切さや感謝の気持ちが描かれています。

「ぼくのたからもの」 作詞・作曲:関智之(せき ともゆき)

この広い世界で ぼくたちは出会った
でもそれは偶然じゃなくて 意味のあることなんだ
君が笑うとうれしくなるよ 君が泣くと悲しくなるよ
傷つけ合うこともあったけど ほんとは一緒にいたかった
嬉しい時も 楽しい時も 悲しい時も 苦しい時も
どんな時も一緒だったね みんながいると元気になれた
一人きりだと 寂しいけれど みんなといるから 楽しいんだ
みんなと出会えたことが ぼくのたからもの
この世に産まれて あなたの子どもになった
でもそれは偶然じゃなくて 意味のあることなんだ
あなたが笑うと 嬉しくなるよ あなたが泣くと 悲しくなるよ
叱られることもあったけど それでもあなたが好きなんだ
嬉しい時も 楽しい時も 悲しい時も 苦しい時も
どんな時も見守ってくれたね あなたがいると笑顔になれた
たくさんの愛 受け取ったから ぼくはここまで大きくなった
あなたの子どもであることが ぼくのたからもの
たくさんの人に 支えられて 僕は生きている いつもありがとう
君がつらくて 傷ついた時 必ず僕がそばにいるから
一人で泣かず 一緒に泣こう 君の涙が乾くときまで
さようならは、寂しいけれど、別れじゃない、と僕は思うよ
これから出会う人たちも きっと、たからもの ぼくのたからもの

 鳳高等学校第78期卒業生の皆さん。皆さんが鳳を巣立つときがきました。胸を張り、笑顔で前を向いていきましょう。さあ、この瞬間から【とことん】ベストです。
令和8年2月27日 大阪府立鳳高等学校  校長 片山 造          

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