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在校生の皆さんへ2025.11.17

芸術鑑賞その前に

今週の金曜日、芸術鑑賞が実施されます。今回は演劇「十二人の怒れる男」を鑑賞します。以下、あるお話を通して、大切ななにかをお伝えしておきます。
(藤田令伊著 「芸術がわからなくても美術館がすごく楽しくなる本」より抜粋)
それは仏像の展覧会でのことです。会場に展示されていたある仏像の足元に一人のおばあさんがうずくまっていました。最初は気分が悪いのかなと思いましたが、そうではなく、彼女は泣いていました。ときどき仏像を見上げては手を合わせて拝み、また泣き崩れるのです。人目も憚らず一人のおばあさんが一体の仏像にとりすがって静かに嗚咽しているのでした。私は驚き、その場に釘付けになってしまいました。
知識より大切なこと、それは自分で何かを感じたり気づいたり刺激を受けたり感動したりすること。
舞台をとりまく演者と客席が一体となりステキな時間がつくりあげられますように。

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