校長徒然2025.08.19
8月19日 (火)4限目、体育館において、夏休み明けの全校集会が実施されました。校歌斉唱⇒校長講話の後、先生方からの連絡、部活動等の表彰がおこなわれ、体育館は祝福の拍手につつまれました。集会終了後、3年生は中庭で卒業アルバムの全体写真を撮りました。
【校長講話】
みなさん、2025夏休みはいかがでしたか?この夏の話をすることにしましょう。娘と2人で万博に行きました。その時、感じたことをお話します。1970年の夏、7歳の私は親にしがみつきながら吹田で開催された大阪万博の人混みの中にいました。迷子になり半ベソをかきながら、みるものすべてが輝いていたような気がします。半世紀を経過した今年、親として子どもと手を繋ぎながら、万博の人混みをズンズン進んでいきました。みるもすべてがその時と同じで新鮮で感動的でした。そして同時に、何も変わっていないそんな自分と再会することができたような不思議な気持ちにつつまれました。とても素敵な時間でした。なぜ、こんな話をしたのか?それは、皆さんに(自分を振り返り、感じて語ることができる)そんな人になってもらいたいからです。聞いてくれて、ありがとう。
さて、ここからは鳳高校生の夏の話。この夏、鳳高校の生徒が躍動しました。政策甲子園で全国大会出場を決めました。8月25日、国会議事堂で政策提言に挑みます。部活動では、野球部は甲子園大阪府予選で私学の強豪校を後一歩まで追い込みました。昨日、万博会場でフォークソング部と有志が想いを込めて歌い上げました。それぞれが持てる力を表現し、鳳高校ここにありを知らしめてくれました。ありがとう。
(いかなるときも、精一杯できたか?)これは、私が小学生の時につけていた日記のチェック項目です。この気持ちと振り返りをお忘れなく。
頑張るみなさんにエールを贈ります。3年生、第一志望は譲らない。2年生、1年生、受身ではなく自分から、目の前にあることを精一杯。
皆さんの日々の積み重なりが鳳高校の歴史をつくりあげていきます。自信を持って、前向いていきましょう。
私か長い教員生活の中で信じていることがあります。それは、(言葉のもつちから)です。言葉は自分や回りを勇気づけ、明日を切り開いてくれるものです。そんな言葉の中、本日は「愛でる」という言葉を紹介します。この言葉の意味は、感動したり慈しんだり感心したりすること。古語では「めづ」(ダ行下二段活用)としてつかわれていました。日々の生活の中で、自分のまわりにあるものを愛でることを忘れずに!この瞬間からのベストです。顔晴(がんば)りましょう!