インフォメーション

校長徒然2025.08.07

八月がくるたびに

今年の8月、戦後80年を迎えます。10年ひと昔を8回、時の流れを感じます。
8月6日、今年も広島県松井市長による「広島平和宣言」が読み上げられました。少し紹介します。
(以下、抜粋)核兵器のない平和な世界を創るためには、たとえ自分の意見と反対の人がいてもまずは話をしてみることが大事であり、決してあきらめない「ネバーギブアップ」の精神を若い世代へ伝え続けた被爆者。こうした被爆者の体験に基づく貴重な平和への思いを伝えていくことが、ますます大切になっています。 ~中略~ 世界中の為政者の皆さん。自国のことのみに専念する安全保障政策そのものが国と国との争いを生み出すものになってはいないでしょうか。核兵器を含む軍事力の強化を進める国こそ、核兵器に依存しないための建設的な議論をする責任があるのではないですか。世界中の為政者の皆さん。広島を訪れ、被爆の実相を自ら確かめてください。平和を願う「ヒロシマの心」を理解し、対話を通じた信頼関係に基づく安全保障体制の構築に向けた議論をすぐにでも開始すべきではないですか。
(以下省略)                                  
2024年、被団協がノーベル平和賞を受賞しました。授賞理由は、(1)「ヒバクシャ」として知られる広島・長崎の被爆者らの草の根運動による核廃絶への努力(2)核兵器を再び使用させないための証言活動の継続 です。(目をそらさず忘れぬことの大切さ)を教えられている気がします。8月9日は長崎で、追悼式が執り行われます。
※「平和」(広辞苑より)…(1)「戦争がなくて世が安隠であること」、(2)「やすらかにやわらぐこと。おだやかにかわりのないこと」とあります。

一覧へもどる